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メンタル不調者との面談~つられてメンタルダウンしないために~

2020年12月10日/カテゴリ: ブログ /作成者: uriwu23E

 

こんにちは、ちいさな会社のメンタル面を丁寧にサポートすることが大好きな、ソルラシックのよしだです。

 

今回は、人事担当者としてメンタル不調者と面談をするときに、自分の気持ちをどうコントロールするかについて考えていきたいと思います。

 

人事担当者として面談を行うとき、相手がメンタル不調者の場合に気をつけていることはありますか?

きっとご自身のひとことが相手の症状をさらに悪化させないように、いろいろと気を遣って言葉やタイミングを選んだりされていることと思います。場合によっては面談される方より、面談をしている方がぐったりと疲れてしまったりすることもあるのではないでしょうか。そんなにまでして気を遣って面談をしていてもうまくいかないときには、ついやきもきしたり腹が立ったり、がっくりしてしまうことはありませんか?

また、相手の状態がつらすぎてこちらまでメンタルダウンしそうになった経験はありませんか?

 

私はこれまでいろいろな面談をしてきましたが、ときには自分の気持ちが面談の邪魔をしてしまい、うまく面談できなくなることがありました。

 

そんなわけでこのテーマについて話すことで、お役に立てれば嬉しい限りです。

 

もくじ

  • メンタル不調者との面談でつられてメンタルダウンしないためのコツ
    • 1.自分の立場・面談の目的を見失わない
    • 2.共感と同感を混同しない
  • それでも面談中 相手(メンタル不調者)に引き込まれそうなときの対処法
    • 1.気持ちの上の距離を取り直す
    • 2.自分の中で混同してしまった気持ちを処理する(吐き出す)
    • 3.自分の役割を思い出し、頭の中で何度も言い聞かせ落ち着く

メンタル不調者との面談でつられてメンタルダウンしないためのコツ

 

人事関係者からよく訊かれるのが「自分も相手につられてメンタルダウンしたり、ネガティブな影響を受けませんか?どうしたらそうならずに済みますか?」という質問です。

 

私はあまり影響を受けないのですが、理由はふたつあると考えています。

ひとつは性格です。これは他の人にはどうしようもない点なので脇へ置いて・・・

 

みなさんにご参考になるかなと思うことを書いていきますね。

 

まずはメンタル不調者との面談中に相手につられないためのポイント2点からいきましょう。

1.自分の立場・面談の目的を見失わない

私が面談中にずっとこんな風に意識しています:
「私が面談をすることで、状況をお互いに理解し、どうすればいいかを一緒に考えるのが役割」

私は、自分が相手のネガティブな影響を受けることで相手のメリットになることはないとはっきり自覚しています。ネガティブな影響を受けたり、一緒に辛くなることでその役割が果たせるなら喜んでそうしますが、残念ながら意味はありません。

自分の仕事は、相手の方がその方自身をコントロールできるようになったり症状を改善するための手伝いをすることであり、それによって仕事や日常生活をその人らしく送れるようにすることだと考えているので、影響を受ける必要がないと判断しています。冷たい人のように感じるかもしれませんが、逆に影響を受けてしまうと自分の仕事を果たせなくなると自覚しているので、あえて自分をキープするようにしているのです。

人事の皆さんも、ご自身が面談をする前には、ぐっと引き込まれないようにするために、ぜひ自分の立場や役割を認識しなおしてみることをお勧めします。

例えば「自分の役割は、この方が健康に働けるようになるために、話を聴いて職場環境の調整を行うことだ。そのためには、相手の気持ちは共感しながらもしっかりと客観的に話を聴くぞ!」などをベースに、ご自身流にアレンジされてみてはいかがでしょうか。

 

2.共感と同感を混同しない

先ほど挙げたことと似ているのですが、自分をキープするときのヒントとして共感と同感の違いを知り、共感に徹することも役に立つと思います。これはどういうことかというと、例えば「どんなに辛い体験を聴いたとしても、それは自分の体験ではないと自覚している。」ということです。

その方がされた体験からその時の気持ちを想像することは大事です。「この方は、本当に辛い思いをされただろう」という感じです。

ただ、自分も同じ気持ちになると、話を聴くときの主人公が相手ではなく自分に移ってきてしまいます。相手の感覚と混同しないように、わたしはあえて「そうか、この方はこんな点がつらいと感じておられるんだな。そんな嫌な思いをされたんだな」という風に受け取っています。辛いのは『わたしじゃなくて、目の前の相談者』ということは忘れません。

「その思いや感覚は私にもよく分かります」という意味で「うんうん、そんなことがあったら私もそう言っちゃうかも。その気持ちよく分かりますよ~!!」なんて思うこともありますが、これは『共感』を示すということで相手にとっても安心感や信頼感につながるものになります。

共感というのは、ひとつの事象に対してそれぞれの立場から捉えて、それぞれが感じた思いなどを共有することや分かち合うことを言います。

対して『同感』というのは「相手と同じ状態や感じになること」なので、イメージとしては相手と自分が一体化するような感じになります。一体化や同一化がなぜ問題なのかというと、面談する側とされる側が一緒くたになってしまうと、問題を解決することが難しくなってしまうからですね。

共感しながらもそれぞれの立場で話していくことで、安心を感じながら客観性をもって見られるようになっていけたものが、一緒になって沼にはまりこんでしまうようなことが起きかねないのです。これでは面談の意味がなくなってしまいます。ですので、ここは十分に注意していく必要があります。

面談前に、何度も「共感と同感は違う。共感を大切に面談するぞ」と言い聞かせるだけでも効果が出てくると思います。何度も何度もやっていくと、だんだんとそれが板についてきますよ!

 

それでも面談中 相手(メンタル不調者)に引き込まれそうなときの対処法

 

さて、面談前に自分を整えて臨んだとしても、私たちは人間なのでうまくいかないことがあります。自分の気持ちというのは、気をつけていてもいつの間にか動いてしまうものです。それ自体は当たり前の反応で止めることはできません。

 

そこで大事なのが、面談中も常によく自分を観察して「あれ、気づいたら相手に引き込まれかけてるな」などに気づいたら、冷静になって対処することを繰り返してバランスをとっていくことになります。

 

相手に引き込まれそうなとき、引き込まれてしまったときの対処法を3点ほど書いておきますね。参考になりますように。

 

1.気持ちの上の距離を取り直す

・相手と自分の距離が、気持ちの上で何センチくらいあるかを確認する

例)50センチくらいの感覚かなぁ

・相手と自分の気持ちの距離を3メートルくらい離すイメージを持つ

 

2.自分の中で混同してしまった気持ちを処理する(吐き出す)

・深呼吸をして、吐き出すときに混同した気持ちも吐き出すイメージで息を吐く

これを数度繰り返す

※大きな深呼吸だと相手に気づかれそうな場合は、そうっとでもOK

 

3.自分の役割を思い出し、頭の中で何度も言い聞かせ落ち着く

 

どれも簡単ですぐできるものばかりです。

こんなの気持ちの問題じゃんと思われるかもしれません。

そうです、気持ちの問題です。

 

手で触れない気持ちをどう扱ってコントロールするかなのです。一度やってみただけでは、効果は分かりにくいと思いますが、自転車に乗るのと同じで繰り返すほどうまくなります。

自転車に乗る時の体の感覚を言葉で言われても、乗れるようになるまでは腑に落ちないですよね?

 

ですので、ぜひやってみてください。

やって損をすることは何もないので、ぜひ!

 

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タグ: メンタルヘルスケア, メンタル不調者との面談, 人事担当者の役割, 人事面談
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