メンタルヘルス不調のサインとは?
こんにちは。スタッフのオクムラです。
年末も近づき、仕事納めの前に色々とやるべきことも多く、心身ともにストレスがたまる頃かと思います。
厚生労働省によれば、
58.0%の労働者が仕事や職業生活で強いストレスとなっている事柄があると感じているとのことです。
(労働安全衛生調査(平成30年度)より/調査対象:常用労働者10人以上を雇用する民営事業所約14,000事業所から無作為に選んだ常用労働者および派遣労働者 約18,000人)
前年(同58.3%)より若干少なくなっているものの、半数強の労働者は強いストレスを感じているという結果にストレス社会であることを感じざるを得ません。
このように強いストレスをかかえている人に関しては、やはりメンタルヘルスの不調が心配になります。
メンタルヘルス不調の症状が重くなると仕事への対応も難しくなり、休職となってしまうことも・・・
そうならないためには、
早期に不調を発見して適切に対応すること
が肝要です。
そこで、今回は上司や同僚などが気づいてあげられる
『メンタルヘルス不調のサイン』
についてお伝えしたいと思います。
社員のメンタルヘルス不調のサインとは
そのサインとはズバリ
いつも違う!と感じた言動や様子
になります。
例えば、
☑いつもはしないミスが多いように感じる
☑最近、指示を忘れることが多いかも?と感じる
☑このところ、遅刻や早退が続くなと感じる
☑有給休暇を取る回数が多くなった
☑いつもより笑顔が少ない
☑泣き出す、怒るなどの感情の起伏が最近みられる
☑仕事内容は変わっていないのに残業が多くなってきている
☑体調不良(風邪、胃痛、腹痛、頭痛など)で辛そうな姿を見るようになった
☑いつもより身なりが整っていないことが続いている
などです。
『いつもと比べて違う』と感じるには、日頃からコミュニケーションを通してその社員の『いつもの状態』を知っておくことも必要です。
そして『いつもと比べて』違和感があり“気になるな”と感じたら、上司から声をかけてあげ、面談を設けてみましょう。
話をじっくり聴いてみて、やはり心配な部分が見受けられたら、専門家(産業医や医療機関)に相談するよう促してあげてください。
このようなメンタルヘルス不調のサインの見つけ方や面談の仕方を管理職の皆さんが予め学んでおくと、躊躇せずに対応ができます。
例えば、ラインケア研修のような教育研修を企画し、管理職の皆さんが受講しておくことが効果的と言えます。
(ご参照→ラインケア研修)
また、年末年始の長期休暇前にすでにメンタルヘルスが不調となっている社員にとっては、連休明けの出社がつらいものになるかも知れません。
連休明けに上司ができるメンタルヘルス不調者への対策、アドバイスについては『長期休暇とメンタルヘルス不全対策』を参考にしてください。
サインに気づき、早めの対応で、メンタルヘルス不調による休職を予防していってください!