秋に向けてのメンタルケア

秋に向けてのメンタルヘルスケア対策

こんにちは。

今年の東京はまだまだ暑く、記録的な残暑となっています。

全国的には天候が荒れて被害の出ている地域が多く、

実際の被害もこころへの影響も心配される事態ですね。

皆様が何事もなく過ごされているといいのですが。。

 

そんななかで、今回は『秋に向けてのメンタルヘルスケア対策』

についてお伝えします。

 

メンタル不調の方は、天候に影響を受けやすいと言われます。

とくに苦手なのが気温や湿度、気圧のようです。

夏の間は、不快な状況に適応しようと頑張り、

段々と夏の終わりに向けて疲労がたまっていくのが今頃です。

 

そして少し涼しくなり始めると、今度は日照時間が減りはじめ、

気温が下がるとともにメンタルダウンしはじめるという傾向があります。

それがだいたい毎年9月の終盤頃というイメージです。

 

春から夏にかけては、気温が上がって日照時間も長いので、

自然の力を借りて頑張りやすいのですが、

秋から冬に向けてはどうしても力が湧きにくいようです。

 

もし、メンタル不調の社員さんと定期的に面談などをしているようでしたら、

ぜひ『早めに夏の疲れを取って、秋冬に備えよう』という声掛けが大切です。

9月末からメンタルダウンしやすくなるので、

来週ぐらいから声をかけ始めてみませんか?

 

 

必要な対策は人によりますが、

共通しているのは疲労の解消(休息)、

体力づくり(ストレッチや軽いウォーキングなど)、

メンタルダウンしそうなサインを早めにキャッチして、

誰かに相談するなり自分なりのケアを行う、などが大原則です。

 

ケアを続けるポイントは、自分なりの楽しみを見つける!

人事の方も一緒に考えてみて

工夫を重ねるお手伝いをするとお互いに楽しい面接にできますね。

 

もうひとつ鉄板の対策は『生活リズムを整える』ですね。

色々な説がありますが、安定している方の話しを聴くと、

22時くらいには就寝し、朝も定時に起きるのがよさそうです。

 

起きた時に、自分の状態を観察して、

熟睡度合いや疲労の解消度合いを確認すると

睡眠の工夫もしやすくなります。

 

疲れやメンタルダウンの予兆(サイン)の自覚が苦手な方には、

丁寧に話しをしていくといいですね。

 

例えば…

『○○さん、このところ少し顔色が悪いようですし、

 今日は少し表情にも力がないように見えます。

 疲労がたまっていることはありませんか?』

『自覚がなくても、睡眠時間が6時間以下の日が○日もあると

 誰でも疲れるものですよ。

気づかないうちに疲れがたまっている可能性はありませんか?』

 

また、自分をダメな人だと思いたくなくて、

人事担当者から色々と言われるのが嫌な方もいます。

そんな時には、セルフマネジメントの観点から話すのもお勧めです。

 

例えば…

『季節の変化に対応し、安定して働くためにマネジメントすべき点は

 休息(睡眠)とメンタルの状態を把握することかと思いますが、

 具体的にどのようなことをするとよさそうですか?』

『◇◇さん、今年は秋と冬を安定して乗り切るために、

 先手を打っていきませんか?』

 

9月は3連休が2回もあるのでうまく使い、

休息と楽しみを織り交ぜながら、

メンタルのバランスが崩れないようにサポートできるといいですね!